大切なのは広さよりも犬にとっての心地よさ
犬と一緒にドライブに出かけられる場所が多くありますので、遠出をする時には愛犬を車に乗せて一緒に出かける家族も増えています。
そんな時に考えたいのが、愛犬とのドライブに適した車を使うということです。
人間のように車に乗った時の不快感やストレス、車酔いなどの辛さを口に出して表現できないからです。
愛犬を連れ出したはいいものの、途中で体調不良になってしまったら大変です。
ここで重要なのは、広い車だから大丈夫ということではなく、愛犬にとって心地よいスペースが確保できるかということです。
たとえば、体が大きな犬であれば車のシートの幅にうまく足が乗らずに体勢が不安定になり、窮屈な思いをすることがあります。
逆にスペースの広いラゲッジスペースに乗せてあげたら、人と一緒のスペースでないと嫌だということで、シートの方に来たがる犬もいます。
このように、それぞれでどんな場所が快適かというのは普段生活しているスペースや犬の大きさなどによっても変わってきますので、愛犬のことを考えてあげることが重要なのです。
愛犬の様子をチェックできる車にした方がいい
どんな車に乗せるとしても、いつでも愛犬の様子を確認できる環境にする必要があります。
犬も人間と同じように車酔いをすることがあり、おとなしくしてくれているなと思ったら実は車酔いでかなり辛い状況だったということもありえるからです。
また、人間の大人とは身長が違うため、夏場などは冷房がうまく当たらずに熱中症になってしまうこともあります。
こうした事態にならないように、運転手であればバックミラーから確認できる位置にしたり、後部座席に誰か座るのであればその人がチェックできるところに犬を座らせたりすることが大事です。
また、犬も飼い主の様子を見たいと思うものです。
そのため、犬が立った状態で周りの人を確認できる場所にすると、安心してストレスを溜めずに済みます。
ドライブにおすすめの車種とは
全体的にスペースを取りやすく、全体が見渡しやすい天井の高い車の方が愛犬とのドライブには適しています。
その点で言うと、アウトドアシーンでも活躍するSUVや、荷物を多く積めるミニバンはドライブするのにも良いでしょう。
軽自動車であれば、スペース系の天井が高くボックス型の車種がおすすめです。
装備の面で言うと、リアサイドにもエアコンの吹き出し口があって全体に冷房や暖房を効かせられるものが安心です。
さらに、後部座席にウインドブラインドがあって直射日光を避けられる装備が備わっているのもポイントです。
後はシートアレンジがしやすい車だと愛犬が車内で動きやすくなりますし、シートを倒して全体を見渡しやすくなります。