「キャンツー」にでかけよう!

昨今のアウトドアブームで、キャンプに行くバイカーが急増しています。
バイクでキャンプに行きたいという理由から、バイクを買ったり、免許を取ったりする人も増いるようです。
キャンプツーリングを「キャンツー」と略した用語も生まれ、使われつつあるようです。
このようなことから、キャンプとバイクという二つのアウトドアは、相性が非常にいいようです。

バイク選びは積載量が大切

「キャンツー」に合ったバイク選びを考えてみると、キャンプツーリングがしやすいモデルと、そうでないモデルがあります。
ではキャンツーに向くバイクはどんな特徴があるのでしょうか?
一つ目は、積載性です。
キャンツーでは、キャンプに必要な道具を全てバイクに積む必要があるからです。
とくにキャンプ初心者は、荷物が多くなりがちです。

積載による操縦安定性

二つ目が、積載後の操縦の安定性です。
バイクは、重量が軽くコンパクトなので、ライダーによる重心移動でマシンをコントロールします。
ですので、タンデムシートやリヤキャリアに重い荷物を積むと、その影響を大きく受けることになります。
ブレーキング時の変化やコーナリング時の重心コントロールに影響を与えます。
排気量が大きく重たいバイクなら、積載による影響も出にくいのですが、125cc~250ccクラスの軽量なマシンだと、当然ライディングへの影響が出やすくなります。
快適なライティングのためには、操縦の安定性もかなり重要です。
とくに、旅をしながら何日も走り続けるような場合、安全性にも大きく関わってきます。
今回は、軽二輪クラスにピックアップして、キャンツーがしやすいバイクを2台、ご紹介します。

ホンダ CT125 ハンターカブ

キャンプ道具もたっぷり積める専用リアキャリアは、横幅409㎜×前後477㎜の大型サイズ。
荷掛けフックを4か所に備えるなど、積載性にこだわっています。
すべての灯火器にLEDを採用いるため、夜間や暗所走行時の安全性を高めます。
機能を凝縮したコンパクトな液晶メーターは、ハンドルまわりに軽快にして操作性を高めま
す。
形状を工夫することで、足着きと乗り心地にこだわったシートは安心感のある165mmに設定。
機能の追求と、野山にも都会にも映えるデザインにもこだわっています。
ツーリングやトレッキング、日常生活まで、さまざまなライフスタイルに適応したスタイルを提案しています。

ヤマハ セロー

オフロードバイクのベストセラーで有名な「セロー225」。
セロー225の発売は1985年。その後、20年目にフルモデルチェンジ「セロー250」になりました。
スタイリッシュな外観とコンパクトでスリムな車体は、女性や初心者でも扱いやすいサイズが魅力です。
また、上級者が扱えば高い走破性を持つ「マウンテントレール」としての本領も発揮するマシンです。
空冷SOHC単気筒エンジンの最高出力は18psと低めですが、山道でも車体をぐいぐいと押し上げます。
リヤホイールはチューブレス仕様、フロントタイヤはチューブ仕様のため両方の工具が必要になります。
メーターはシンプルな、デジタルメーターを採用しています。
2012年から、「ツーリングセロー」が設定。
「セロー250」にも、「ツーリングセロー」が設定されました。
セロー250は2020年7月31日に生産終了となり、35年の歴史に幕を下ろしましたが、
「マウンテントレール」の元祖として、今でもファンが多いマシンです。